歩かないことが病気を作る
みなさん歩いていますか?便利な時代に生まれた現代人は歩かなくなったと言われています。
例えばサラリーマンでよく歩く人でも1日6,000歩~7,000歩。時代を遡って江戸時代の庶民は1日3万歩歩いていたといわれていますから、今の時代に生きる私たちがいかに歩かなくなったかが、お分かりいただけるでしょう。
1日中パソコンに向かって仕事をしている人も多くなり、運動不足はもちろんのこと、コミュニケーション不足からくる心の病に苦しむ人も増えています。
生活習慣病や心の病で悩んでいるみなさん。実は今のその悩みはすべて歩かなくなったことからはじまっているのです。「歩かなかったことが原因で病気になった」といっても、言い過ぎではありません。今からでも遅くはありません。これらの悩みは歩くことできっと改善されます。
たった300歩!正しい姿勢で規則正しく、歩く!!!
「まずは歩いてみましょう」と言われても毎日何歩、歩いたらいいのだろうか。
と聞いてみたくなると思いますがウォーキングとはけっして「歩く量」や「歩く時間」が問題なのではありません。
ウォーキングは「歩き方の質」=「正しい歩き方」で歩くことが大切なのです。
まずはあなたも「正しい歩き方」で実際に300歩、歩いてみてください。その時はじめて「300歩」歩く難しさを理解できるはずです。
ウォーキングの基礎とは何でしょう。それはまず「正しく立つ」ことです。
基本は、「肩の力を抜いて、まっすぐ立つ」たったそれだけのことですが、じつはなかなか難しいものです。自分ではまっすぐ立っているつもりでも、日頃のクセや運動不足などが原因で、まっすぐ立てている人は、ほんのひと握り。それくらい難しいことです。
理想的な立ち方とは、横から見ると、「耳と肩とくるぶしが、一直線になっている」状態を指します。人間の背骨は、元来自然なS字カーブを描いています。ですから骨盤を少し前傾させ、背骨が自然にS字カーブを描けるように立つことが、「正しい姿勢で立つ」ということです。
芽生えエクササイズ
体幹を整え姿勢を正すエクササイズです。
猫背を解消しキレイなS字カーブ姿勢を作ることが出来ます。背骨回りの血流、リンパ、自律神経の流れを整えていくので肩こり、頭痛の症状が改善されます。毎朝3回やってください。
あなたにはウォーキングをするために必要な「つちふまず」がありますか?
全身を支える土台「つちふまず」
「つちふまず」とは、簡単にいうと足を地面に下ろすときの衝撃をやわらげてくれるクッションのようなものです。人間が二本足で立って歩けるのもすべてこの「つちふまず」のおかげと言っても過言ではありません。
しかし最近は歩かないことが原因で「つちふまず」のアーチが落ちてしまい偏平足ぎみの人が増えているようです。そしてそういう人の多くは運動不足が原因で生活習慣病に悩んでいます。でも「つちふまず」が消えているからといっても悲観しないでください。「正しい歩き方」で歩くうちに必ず「つちふまず」はよみがえります。
麦踏みエクササイズ
偏平足を解消して「つちふまず」をつくるのに最適です。しっかりと麦の芽を踏み、「つちふまず」ができるように大地を踏みしめてください。
このエクササイズを行うことで「第2の心臓」と呼ばれる「ふくらはぎ」の血流やリンパの流れも良くなります。
ウォーキングの準備運動ができたら正しい歩き方でウォーキングを始めましょう。
私たちは腕と脚を交互に前に出して歩くと子供の頃から習ってきました。しかし、腕を前に出そうと意識すると前屈みの猫背の姿勢で歩くことになってしまいます。猫背の姿勢が続くと呼吸も浅くなり疲れやすくなってしまいます。
歩き方にも正解があります。それは「脚と同じ側の腕を引く」ということ。右腕と右脚、左腕と左脚をペアにする。腕を後ろに引くことを意識してください。最初はぎこちなくリズムに乗れないかも知れませんが、敢えて意識します。意識することで行動が変わる、行動が変わるとそれが習慣になる、というわけ。猫背にならないで胸を開いたまま歩くとキレイですよ。
最初から誰もが上手にできるとは限りませんが普段から意識して歩くことで段々と形になっていくはずです。
気持ちの良い新緑の季節ですので景色を楽しみながら楽しくウォーキングが出来たら心も身体もすっきりです!ぜひお試し下さいね。